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「いらない」ものとは(瑠璃の島を見終わって) [ドラマ]

瑠璃の島が終わってしまった。けれど、こうしてブログを書くようになって、初めてじっくり、考えながら見ることができて本当によかったと思う。番組のホームページを開くと、冒頭に「いらない」。の文字が並ぶ、けれど、本当に「いらない」ものは何なのか?それを考えさせられる。その昔、家族ですら、血のつながりですら引き裂かざるをえなかった、人頭税の問題。島の暗く、悲惨な歴史があり、その中を変わらないでそこにあり続けた、明るい日の光と、海の青色の複雑さ。出会いと別れの中、「いらない」といわれた少女が過ごした時間と人との関わりの重さ。「いらない」といわれた大人と島に見せる、都会人のエゴについて。だからこそ、ドラマで描かれた鳩間島の人の繋がりの強さ、相手を思いやる温かさが際だったのだろう。と思う。すべてが宝物。というおばあ。「いらない」もの。本当は簡単に口にしてはいけないものなのかもしれない。五感をフルに使ってもすぐには見つからないものなのかもしれない。本当、何なんだろう。「いらない」ものって。


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現在だからできること(瑠璃の島を見て思うこと) [ドラマ]

過去に生きることも、未来に希望を抱き続けることも、現在できることをしてきた証だと思います。そのときできることにはベストを尽くす。それが良いこと?悪いこと?なのか、満足できることなのか、後悔することかもしれない。実際現在(時)を感じて生きていることなんかほとんどないけれど、後になってその現在の積み重ねの大きさ、深さに気づいたとき、失ったもの、そして得たかけがえのないものの大きさを感じられるようになると思います。だからそれらは喜怒哀楽や愛おしさ、憎しみ等の感情表現の大きさに比例されて表れるのかな?と思います。結果はすべてその後にならないとわからないことかもしれないけれど、そういった過去はいつでも戻れるし、その気になれば一生分でもいくらでも掘り下げられると思います。一期一会。現在(今)の大切さをしみじみ思います。


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朝ドラはやっぱりおもしろい [ドラマ]

「ちゅらさん」を見てから朝ドラを見るようになりました。といっても土曜日のBS2の再放送一気見であるけれど、「ファイト」まで毎週欠かさず見ています。「ちゅらさん」はシリーズ3まで制作されるほどの大当たりのドラマのようですが、一日15分、一週間90分という時間の制約がありながら、ストーリーの流れが壊されず、全体を一つのストーリーと見たときの起承転結がわかりやすく、各のキャラクターの魅力がぎゅっと詰まった、秀作だったと思います。(菅野美穂サンがすごくよかった。このドラマで大大大ファンになった。)さすがにこの後の各作品は、視聴率的には苦戦したようですが、各作品ごとに地方や時代ごとの問題提起、メッセージを込めながら作られた、よい作品ばかりだったと思います(「わかば」を放送中に、新潟中越地震が発生し、ドラマが現実への強烈な応援メッセージになっていたように思えました)。また時間を作って、総集編を借りてきて一つずつ見直したいなあと思っています。さて「ファイト」ですが、映画「スイングガールズ」で関口役(トロンボーンを吹いていた!)の本仮屋ユイカサンが主役のドラマですが、現在進行中で面白くなり始めていますね。そろそろ自分のやりたい事への目覚め、となるのでしょうか?バックグラウンドは、重く、暗い側面を持ちつつも、家族の絆の大切さ、自分の大切さをそろそろ前に押し出し始めるのかな?と期待してしまいます。結構泣けてしまう場面もあるのですが、けなげな一面を見せられると、ファイト!と応援したくなってしまいますよね。あと主人公が本当においしそうに食事をするので、朝食がまだだと同じものが食べたくなって困ってしまいます。まあ他にも色々ありますが、朝ドラ。今後も期待しつつ見続けたいと思っています。


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真実(今週の瑠璃の島を見て) [ドラマ]

今週の瑠璃の島のキーワードは「真実」だったのかな。と思いました。知りたい。という欲望は人類が今日を築いた大切なものだと思います。好奇心。ある一つの見方、外から見た、見えるところにあるもの聞こえるもの。そこから得られるものは多いようで、しかし少ないように思います。当事者として中に入って、実際手を動かして、話を聞いてそして感じてお互いが理解し合うことが、真実に触れられる一つの方法なのかな?と思いました。真実を知ろうとしていながら、実はただ単に詮索していただけ。というのは私自身数多くありましたし、それがどれだけ人を傷つけ、周りの迷惑になっていたかを、考え直す良い機会になりそうだと思っています。そこから得られるものが、未来への第一歩になると思うし、本当の意味での希望がそこにあるような気がします。


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自分との闘い [ドラマ]

今日、瑠璃の島で、登場人物の一人の死を描いた場面があった。事件、事故を問わず、いきなりすべてを無にされたとき、周りができることとは何だろう?と改めて思う。無念さ、憤り等ネガの集合体になっていくとき、その矛先は弱いところへ吹き出していくと思う。解けない謎も時間とともに折り合い付け、納得し、新しい日常を積み重ねていく。そうやって過ごそうとするだろう。私もいろんな形で、死と向き合ってきた。皆もそうだろう。理解できる死、できない死。全部に折り合いなんかつくはずない。吹き出したネガと、対峙していかなければならないとき、自分ならどう闘っただろう?思い出そうとしてもできない。ONE of ALL、ALL of ONE。孤独だと思っていても気がついたときに、周りの暖かさに救われる。闘いは一人じゃない。皆の支えが胸に染みる。死。というものでも一人で向き合えるかもしれない。けれど乗り越えていくとき、吹き出したネガを押し返すときは皆で乗り越えていく。自分との闘い。皆の温かさへの感謝。


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どうなる?瑠璃の島 [ドラマ]

視聴率という指標的には苦戦しているようですが、物語的には全体の起承転結の承が終わったところでしょうか?人の熱意が周りを変えていく。物語だと分かり易さと、皆に伝わるメッセージとして染みていく強さもありますが、周りの複雑な環境に及ぼしていくそのスピードは、いざ実生活ではなかなか感じられないですよね。どんなに自分が良いと思うことをして行こう、変わっていこうとする勇気も、貫こうとするときには自分一人ではなかなかできないし、周りを説得していこうとする熱意も時間とともに失せていきがちです。最初の想いをどれだけ維持できるか?意地とか、頑迷さではなく、情熱として維持していくのは周りをどれだけ引き込めるだけの説得力を持ち続けられるか?ですよね?その想いは最初はごちゃごちゃしているかもしれませんが、次第にシンプルに、本質へと昇華していったとき、皆へ染み渡っていくんだろうな。と思います。時間はかかるかもしれないですけど。くじけないで。進んでいけたらな。


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瑠璃の島を見てsuikaをおもいだす。今日この頃。 [ドラマ]

「瑠璃の島」を見ていて、ああ、日本テレビらしい、いいドラマだなあ。などと思いつつ、数年前に同じ時間帯でやっていた、「すいか」というドラマを思い出しました。人に勧められて見始めたのですが、意外にも連ドラ初主演だった小林聡美サン。そして、ともさかりえサン、市川実日子サン、浅丘ルリ子サン等脇の出演者も実力者揃いでかため、「やっぱり猫が好き」の頃からファンだった小林聡美サンがOL役を細部の凝った素晴らしい演技(とある回で唇をふるわせて泣いていた!のを思い出しました)で見せていて私的には大満足で毎回楽しみに見ていたのですが、内容が地味すぎた?のか、10回放送して終了となってしまいました。翌年、脚本家の木皿泉さんが脚本家に贈られる、向田邦子賞を受賞されたというのを何かで読んで、良いものは、誰かがきちんと見ていて報われるんだなあと。思い、また、このようなドラマに巡り会えて、幸せだなあ、などと思ってしまいました。「瑠璃の島」も毎回、楽しみに見ています。最後ずっしり何かが残るドラマであってほしいなあ、と思いつつ、次の土曜日が待ち遠しいですね。


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瑠璃の島を山間の温泉で見て思うこと。 [ドラマ]

5月14日分の瑠璃の島をとある温泉宿で見ました。ふと思ったのですが、わかりやすさからか日本の果ての方の島。という設定になっていますが、抱える問題は、全国共通なのかな?と。きれいな海、ウミガメの産卵、が、きれいな紅葉、飛び交う蛍なのか?と。山間の過疎の村等もやはり、病院もなく、警察もないところも多いんじゃないか?と。そこに行く人からは同じく非日常を感じる。という点で海のリゾートも、山のリゾートも変わらないと思いますが、そこを支えるため、そこに頼って過ごす人たちの日常はどうなんでしょうか。全国で同じ問題を抱える、数多くの人たちの救いになってほしいな。と、瑠璃ちゃんのけなげさを見つつ、思ってしまいました。


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