ゲド戦記、観てきました。 [映画]
今夏のスタジオジブリの作品「ゲド戦記」を近くの映画館で観てきました。
<宮崎駿>という重しがとれた今夏の長編アニメ作品達。評論家の先生達の評価では「時をかける少女」の出来がよいとのことですが、やはり気になるのは宮崎駿監督の長男「吾朗」サンの初監督作品。
原作を読んだ「ブレイブストーリー」と何となくかぶるところもあるように思えますが、「ハウルの動く城」や「千と千尋の神隠し」よりもわかりやすいストーリー展開は観ていて物語に入りやすかったと思います。個人的にぐさっとくる場面や台詞は無かったのですが、物語の設定の妙により、台詞の端々に今こうしている自分に置き換えると、なにやら考え込んでしまうモノが多いのも確か。そして、‘アレン’と‘テルー’に象徴されることの多さ、大きさ、重さにも考えさせられる事も多いように思われます。
この作品、やはり気になったのは保田道世さんの色彩設計から生み出される色の世界。朝日や夕日の当たる草原のシーンの美しさはやはり感動モノ。空の色、海の色、そして街の色。これらの美しさは劇場の大スクリーンで観ると感動もやはり大きくなるように思います。う〜ん、観にきて良かった!
そしてもう一点忘れられないのがエンディングに流れる「主題歌」。作品の世界観を最後に的確に歌い上げる主題歌の存在無くして、スタジオジブリの作品は成り立たないのでは?と思ってしまうほど、重要なモノ。今作品の主題歌「時の歌」、そして挿入歌の「テルーの唄」もこのファンタジー映画の世界を良く伝えていたと思います。
原作と原案となった作品を読んでいないのですが、続編がどうなるのかは気になるところ。ハイタカ(ゲド)が最後に目にするモノは何か?今後の展開に期待大です!
おっ!!もう行かれたのですか。どうも色々な評価がついている
作品のようですね。たぶんわたしはビデオになってから観ると思いますが
ある意味、楽しみにしている作品です。
by chihiro2 (2006-08-10 13:25)
コメントありがとうございます
この作品、個人的には面白かったと思っているし、次も期待できると思います。
by K (2006-08-10 21:55)
どうもここ最近のジブリ作品って難しくなっていて
今回も見るからに難しそうだし。。。と思っていたんですが
こうしてKさんの解説を読むと、なんか興味が持ててしまう
から不思議です。
by 店員佐藤 (2006-08-16 10:34)
コメントありがとうございます
この物語もパッとは分からないところが多いのも確かです。けれど最近の「宮崎」作品よりも取っつきやすいと思いますよ(^^;)。
by K (2006-08-16 20:53)