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神はさいころを振らない、を見て。その2 [ドラマ]

想いは記憶に代わり、やがて忘れ去られる。それを食い止めようと様々な形で記録に残す。
 10年前の自分を知る存在が目の前に現れたとき記録や記憶だった存在が自分の前に鏡のように立ちはだかる。10年前の自分を映し出す鏡として。
 10年という月日、10年という記憶と記録を埋めようとして必死に奮闘する人々を支える女性が主人公のこのドラマ。主人公が見せる周りの人々への想いの深さをしみじみと感じさせる良いドラマだと思います。そして‘現在’の人々と当時の乗客・乗員のそれぞれの10年という月日の断絶にひたむきに向き合う姿は人が持つ‘想い’‘包容力’の大きさ、強さを改めてうかがい知ることができると思います。
 諦めていたこと、忘れていたことを掘り起こし、記憶が想いとなって実現される。402便は過去から迷い込んだのではなく、現在に呼び寄せられたのかな?と思うようになってきました。改めて過去と向き合うことにより、自分らしさを取り戻す。原点回帰の大切さも教えてくれているように思えるこの物語も残り僅か。きっかけとなった402便の乗客がこれからどうなるのか?‘現在’の人々にどのような奇跡が起こるのか?最後に向けて目が離せません。

 見終わったら原作も読んでみようと思います。


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chihiro2

とても優しいドラマだし、10年前...って考えさせられたりもするお気に入りのドラマです。
by chihiro2 (2006-03-03 05:40) 

K

コメントありがとうございます
このドラマ、じゃあご自身はどうですか?と問いかけてくれているような感じがとてもします。立ち止まって振り返ったとき、10年という自分の足跡について考えさせられます。
by K (2006-03-04 00:57) 

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