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膿は出し切れるのか? [自転車]

 今年のツール・ド・フランスもドーピング問題に揺さぶられてしまいました。

 当初、今年こそは大丈夫かなあ?と思っていたドーピング問題について、有力選手の陽性反応の検出による選手、チームの離脱が相次ぎ、一部の選手、チームのドーピングに依存する体質の改善が進まない現状に呆れてしまいます。

 今回離脱した有力選手の一人、アレクサンドル・ヴィノクロフ選手は個人タイムトライアルで好成績を収め、存在感を新たにした矢先の出来事。チームはエースのドーピング検査A検体陽性の結果を受けると、すぐさまチームごとツールから去ってしまったり(他にもコフィディスがチームごと離脱)、マイヨジョーヌを着ていたミカエル・ラスムッセン選手はツール前の練習場所について虚偽の報告をしたとして、レース外のドーピング検査を逃れよう?とした行動が問題となり、結果としてツールを去りました。

 オリンピックにプロライダーが出場できるようになり、厳しいドーピング検査を受けることが義務づけられるようになった昨今のプロロードレース界。
 イタリア・フランス・スペインといった3大ステージレースともなると全世界的に注目度も上がり、「勝ち」にこだわるあまり、このような行動をとることも分からないまでも、自分の実力に真摯に向き合い、限られた中での勝負の中からプロとしての力、技術、メンタル面でのブレークスルーを見せて欲しいな。と思ってしまいます。

 最終日。ディスカバリーチャンネルチームのアルベルト・コンタドール選手がマイヨジョーヌを着てシャンゼリゼに向かいます。2位カデル・エヴァンス選手との差は23秒。この差を守りきり新しい時代の象徴としてのマイヨ・ジョーヌを守りきれるのか?答えはあと、約半日後に分かるはずです。


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