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最近読んだ本 [本]

今日、帰りの電車の中で読み終わった本。

憑神

憑神

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 文庫

 

 幕末の江戸を舞台にした時代小説。

 武士の時代が終わりを告げ、新しい時代へと周りが流され変わりつつある中、一人残った「武士」の物語。浅田さんの作品は泣かせる作品がとても多いけど、この作品も最後の章で満員電車の中で泣かされました(^^;)。この作品も映画化されるとのこと。見に行こうかな^^?

 この作品を読み終わって思い当たったのがこの作品。

ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士

ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士

  • 作者: トム・ウルフ, 中野圭二, 加藤弘和
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 文庫

 「彦四郎」は<武士道>というライト・スタッフの持ち主だと思いました。

 
日輪の遺産

日輪の遺産

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 文庫
 さてもう1冊。今度は第2次世界大戦終了間際の東京都下でのお話。
 
 終戦間際に日本の復興を願いつつ散っていった34人の少女の命と、平和な現在に一人残された「少女」と残された男たちの物語。
 
 片や時代に抗い、片や時代へ託す。同じ変転の時代を描いた作品でもその向き合い方はさまざまです。今こうして流れる時間にどう向き合うか?過去はいつでも振り返られる。「現在」の大切さ、「選択する勇気の大切さ」を考えさせられた作品達でした。
 

nice!(4)  コメント(2) 
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chihiro2

浅田さんの作品の多さに驚いています。早速読んでみます。
by chihiro2 (2007-05-17 10:32) 

K

コメントありがとうございます
 たまたま選んだこの2冊でしたが、ある意味似通った作品でしたね。
 「憑神」はお勧めです。映画公開前にいかがでしょうか^^?
by K (2007-05-17 21:25) 

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