最近読んだ本 [本]
今日、帰りの電車の中で読み終わった本。
- 作者: 浅田 次郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/04
- メディア: 文庫
幕末の江戸を舞台にした時代小説。
武士の時代が終わりを告げ、新しい時代へと周りが流され変わりつつある中、一人残った「武士」の物語。浅田さんの作品は泣かせる作品がとても多いけど、この作品も最後の章で満員電車の中で泣かされました(^^;)。この作品も映画化されるとのこと。見に行こうかな^^?
この作品を読み終わって思い当たったのがこの作品。
「彦四郎」は<武士道>というライト・スタッフの持ち主だと思いました。
さてもう1冊。今度は第2次世界大戦終了間際の東京都下でのお話。
終戦間際に日本の復興を願いつつ散っていった34人の少女の命と、平和な現在に一人残された「少女」と残された男たちの物語。
片や時代に抗い、片や時代へ託す。同じ変転の時代を描いた作品でもその向き合い方はさまざまです。今こうして流れる時間にどう向き合うか?過去はいつでも振り返られる。「現在」の大切さ、「選択する勇気の大切さ」を考えさせられた作品達でした。
浅田さんの作品の多さに驚いています。早速読んでみます。
by chihiro2 (2007-05-17 10:32)
コメントありがとうございます
たまたま選んだこの2冊でしたが、ある意味似通った作品でしたね。
「憑神」はお勧めです。映画公開前にいかがでしょうか^^?
by K (2007-05-17 21:25)