SSブログ

原作も読もう!スティーブンキングと映画 [本]

数々の映画、ドラマ等で、感動できる作品はそれこそ、星の数ほどあると思います。視覚、聴覚を生かした、構成、演出、そして脚本等が重なり合って、それらの傑作はできあがっていると思います。けれどさらに、小説等、原作があるのであれば、それらを読んで、もう一つの世界に触れてみるのも良いんじゃないかな。と私は思います。私の好きな作家のうちの一人、スティーブンキングの作品はよく映画化されています。確かに吸血鬼にお化け屋敷、etc。ストーリー的に、映画化がしやすいのかなあ。と素人的にも思ってしまいますし、映画化された作品は、う〜ん、確かに怖い!と思ってしまいます。怖さの本質は原作なら書き込まれている登場人物の内面を理解することによりその怖さが昇華していくと思いますし、映像化された怖さは、表情とせりふと、効果音といった視覚、聴覚といった感覚でしか表現できないように思います。それをふまえて原作を読んだ後、映画を見ると、?と思ってしまう作品もキングに限らず多々あると思います。そのようななか「シャイニング」は全くの別物になってしまった、代表例だと思います。この作品については、クライマックスで父親が息子に示す最後の愛情の奥深さが伝えられなければ、作品の持つ本当の怖さは伝わらないと私は思います。確かに映像化されたものから登場人物の内面を読み取るのは難しいだろうし、それを読み取らせるのも難しいんだろうな。と思います。「シャイニング」が映画では、内面をあえて切り捨てて、視覚的効果を追求したために、別の「シャイニング」になってしまったのかなあと思えてしまうし、だからこそキング自ら、原作に忠実にドラマ化したというのも納得できるように思います。但し、日本では映画は繰り返しテレビで放映されても、ドラマは、ほとんどテレビ放映されていないんじゃないかな?と思います。その差が、怖さ(感覚や喜怒哀楽等感情も含むと思います)の本質をいかに映像で伝えるのが難しいのか?を示しているように思います。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。