魔の山、アングリル [自転車]
ブエルタ・ア・エスパーニャの第15ステージ、今大会のハイライトといえる魔の山・アングリルを上りきった先にあるゴールに真っ先に飛び込んだのは、昨日もステージ2位に入り総合4位につけていた、フアンホセ・コーボ(スペイン、ジェオックスTMC)選手でした。
アングリルという最大斜度23.5%(100m進むうちに23.5m登る)という激坂区間を含む、最大斜度20%越えの箇所が何箇所もあるという超難関ステージで、集団から勇気を持って飛び出して勇猛果敢に攻め続けての結果が、ブエルタでのステージ2勝目(グラン・ツール通算4勝目)と、総合首位のマイヨ・ロホと複合賞のマイヨ・コンビナータの受賞と、フアンホセ・コーボ選手にとっても、ツールに出る事がかなわなかったチームにとっても最高の日となったようです^^。
これで今大会マイヨ・ロホに袖を通した選手が9人目となり、新記録となったようです^^。
ただ2位のクリス・フルーム選手(チーム・スカイ)とは20秒差、3位のブラッドリー・ウィギンス選手(チーム・スカイ)とは46秒差と、まだ6ステージ残っており、大きな落車に巻き込まれたりしたら、あっという間に順位がひっくりかねない時間差だけに、気の抜けない戦いが続きそうです。
ジロのゾンコラン、ツールのツール・マレーやラルプ・デュエズといった、グラン・ツールには最後の最後に勝負を決める山岳ステージがあるように思えます。
それらにも引けをとらない、アングリルの激坂を真っ先に上りきった、フアンホセ・コーボ選手がマイヨ・ロホを守りきってマドリッドに凱旋するのか?それとも10人目のマイヨ・ロホを着る選手が現れるのか?
明日から再開される、残り6ステージのレースの結果も気になる日々が続きそうです^^。
2011-09-05 21:49
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コメント(2)
こんばんは、
23.5%て強烈な坂ですね。
競技でなかったら自転車で登ろうなんて思わないような坂ですね、おそらく。
by Azumino_Kaku (2011-09-06 21:57)
コメントありがとうございます
この傾斜だと上るためで無く、滑り降りるための坂のような気もします^^;。
この坂を「レーシング・スピード」で上るんですから、プロっていうのはすごいモンです。
ちなみに使ったギアは34×32!の組み合わせだったそうですよ。
by K (2011-09-07 21:29)