「ミュンヘン」、観てきました [映画]
どうせ観るのなら、トリノオリンピック開催中に観ておきたいなあ。と思っていたこの映画を、今日観てきました。
スピルバーグ監督が描いた、ミュンヘンオリンピックにて起きた事件をきっかけに行われたとされる復讐劇の映画化。銃撃や爆破といった暗殺シーンの描写にこだわったといわれるだけあって、相当克明で残酷に思える描写となっていました。
背景として中東といわれる地域に存在する、地政学、歴史、宗教等様々な問題が複雑に絡み合い、【祖国】を持つモノ、持たぬモノのパワーバランスがもたらす悲劇の一つとして、実に見応えのある内容の映画でした。(ラストショットが実に象徴的でした。)
今回のオリンピックでも「オリンピック停戦」を呼びかけるメッセージボードが会場に設置され、多くのアスリートのメッセージで埋まったと聞きます。結果、残念ながら停戦が実施されたというニュースを聞くことのないまま、閉会式を迎えてしまいそうです。平和の祭典といわれてきたオリンピック。今日こうして、アスリート達の熱き戦いを観ることができる幸せ、有り難さをかみしめて、残りの競技を楽しみたいなあと思いました。
コメント 0