3冠達成&直木賞受賞、おめでとうございます。 [本]
以前購入した、東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」がミステリー部門の3冠(「このミステリーがすごい!」(宝島社)と「本格ミステリ・ベスト10」(原書房)、週刊文春掲載の「週刊文春ミステリーベスト10」。)を達成した。という記事を読みました。
自分が読んだ感想としては、9月11日の記事に書いていました。
>1.容疑者Xの献身 東野圭吾
金曜の夜読み始めて今日の夜には読み終えてしまいました。トリック的には割とありがちなトリックのように思えますが、書き込まれた「物語」がすごい。生まれてから刻一刻と減っていく、「自分」という時間。その中で経験し続ける様々な出会いと別れ。その中で、‘容疑者X’が示した人に対する愛情の深さは尋常では無いような気がします。私自身、人に対する自分の弱さを感じているので、よけいそう感じるのかもしれません。‘容疑者X’のように人を愛せたらどんなに幸せか。どれほど強くなれるか?そしてどれほど苦しむのだろうか?どれほど残酷になれるのだろうか?
そして献身の相手は人だけではありません。
ラストも秀逸です。<
そう、一気に読んでしまい、ボ〜っとしながらも書いた感想がこれ。母親とその娘を愛する気持ち。その献身ぶり。そして全てが終わった時の慟哭。とにかく「すごかった」。としか言いようがなかった。多分読み返しても、同じじゃないかな?
この作品でもおなじみの湯川&草薙ペアが見せる推理も読み応えがありました。
数々の秀作を発表している同氏の作品の中で傑作といっても過言ではないと思う「容疑者Xの献身」。久しぶりに、また読みたくなりました。年末年始の休みの間に読み返そう。と思います。
追記:第134回直木賞受賞おめでとうございます!
ここのところ買ったものの、読めていない本が増えていきます。年末年始に本の虫になります。
by chihiro2 (2005-12-25 12:39)
コメントありがとうございます
私も宮部みゆき氏の「模倣犯」全5巻買おうか迷っています。あとスティーブンキングのガンスリンガーシリーズ。角川文庫版も持っているんですがこれも買おうかどうか迷っています。増える一方の本。暇をつくって読まないと、私もたまる一方です。
by K (2005-12-25 16:01)