ゲド戦記、観てきました。 [映画]
今夏のスタジオジブリの作品「ゲド戦記」を近くの映画館で観てきました。
<宮崎駿>という重しがとれた今夏の長編アニメ作品達。評論家の先生達の評価では「時をかける少女」の出来がよいとのことですが、やはり気になるのは宮崎駿監督の長男「吾朗」サンの初監督作品。
原作を読んだ「ブレイブストーリー」と何となくかぶるところもあるように思えますが、「ハウルの動く城」や「千と千尋の神隠し」よりもわかりやすいストーリー展開は観ていて物語に入りやすかったと思います。個人的にぐさっとくる場面や台詞は無かったのですが、物語の設定の妙により、台詞の端々に今こうしている自分に置き換えると、なにやら考え込んでしまうモノが多いのも確か。そして、‘アレン’と‘テルー’に象徴されることの多さ、大きさ、重さにも考えさせられる事も多いように思われます。
この作品、やはり気になったのは保田道世さんの色彩設計から生み出される色の世界。朝日や夕日の当たる草原のシーンの美しさはやはり感動モノ。空の色、海の色、そして街の色。これらの美しさは劇場の大スクリーンで観ると感動もやはり大きくなるように思います。う〜ん、観にきて良かった!
そしてもう一点忘れられないのがエンディングに流れる「主題歌」。作品の世界観を最後に的確に歌い上げる主題歌の存在無くして、スタジオジブリの作品は成り立たないのでは?と思ってしまうほど、重要なモノ。今作品の主題歌「時の歌」、そして挿入歌の「テルーの唄」もこのファンタジー映画の世界を良く伝えていたと思います。
原作と原案となった作品を読んでいないのですが、続編がどうなるのかは気になるところ。ハイタカ(ゲド)が最後に目にするモノは何か?今後の展開に期待大です!
Pixarの短編CGアニメーション。 [映画]
前から、ズ〜〜っと気になっていたアイチューンズミュージックストアーの一角にあったPixarの文字。創業以来制作された11編ある短編アニメのうち8編を発売しているという事で、しばらくの間、プレビューを観て我慢していましたが、やはりじっくり見てみたい!ということでこのたび購入して観てみました。
全作品約数分のアニメですが、どれこれも良くできていてどの作品も一発で気に入ってしまいました。その中で特に気に入ったのが「Tin Toy」という作品。「ちょっと〜!僕で遊んでよ〜!」と訴えているような、ちょっぴりムキになっているおもちゃの表情がとってもかわいらしい作品。追いかけられていた赤ん坊を逆に追い回すおもちゃのけなげさがなんか笑えます(^^)。
ストーリー的に面白いなあと思ったのが「knick knack」という作品。南国土産に囲まれたアラスカ土産のスノーマンが南国土産の女性に誘惑されて、何とかガラスドームの中から脱出してそこへたどり着こう!というお話。オチも面白かったし、起承転結がはっきりしていて、日本の4コマ漫画みたいでわかりやすくてとても良かった!と思います。
「Luxo Jr.」から始まったPixarの歴史。今公開中の「カーズ」にも、これら短編作品のエッセンスがたっぷりと詰め込まれて活かされているように思えます。今まで夏のアニメというと日本の宮崎作品対アメリカのPixar作品(とポケモン等これらも素晴らしい作品達)という関係が続いていたように思えます。宮崎作品は最近の作品は全部見てきたのですが、これら短編集と「カーズ」を観て、何となく食わず嫌いで避けてきた過去の長編Pixar作品もDVDとかでじっくり見直したいなあと思いました。
遅ればせながら [映画]
今日ふと思い立ち、「ダ・ヴィンチ・コード」を見てきました。
サスガにそろそろ最初の熱狂もさめて空いているかな?と思い、いつもの映画館に行きましたが、いつもの3割り増しぐらいで、まだまだそのご威光は衰えていなかったようです。原作に沿ったストーリー展開で安心してみることができました。
聖杯伝説というと先日も書きましたが「インディ・ジョーンズ・最後の聖戦」を思い浮かべてしまいますが、ずいぶんと趣の異なる「聖杯伝説」を映像化してくれていると思います。ただ途中までは何となく重なるエピソードがあったりして興味深く見ることができました。
しかし、実のところストーリーが大体分かってしまっているせいもあったかもしれませんが、途中から映画に出てくるフランスのパトカーの車種が気になりだして車種を当てる方に気が行ってしまい、ストーリーがどう展開したか覚えてなかったりします、、、、。(チョイふるから現行モデルまで勢揃い!?やっぱりフランス車はかっこいい!!(^^))
また、名所巡りっぽいので、実際にパリやロンドン等に行ったときにでも、物語の足跡を追うのも面白いかもしれませんね。
ラングドンシリーズは原作でもまだまだ続くようです。これからも映画化していくのか?興味深いところです。
そういやこれもそうだった [映画]
「ミュンヘン」、観てきました [映画]
どうせ観るのなら、トリノオリンピック開催中に観ておきたいなあ。と思っていたこの映画を、今日観てきました。
スピルバーグ監督が描いた、ミュンヘンオリンピックにて起きた事件をきっかけに行われたとされる復讐劇の映画化。銃撃や爆破といった暗殺シーンの描写にこだわったといわれるだけあって、相当克明で残酷に思える描写となっていました。
背景として中東といわれる地域に存在する、地政学、歴史、宗教等様々な問題が複雑に絡み合い、【祖国】を持つモノ、持たぬモノのパワーバランスがもたらす悲劇の一つとして、実に見応えのある内容の映画でした。(ラストショットが実に象徴的でした。)
今回のオリンピックでも「オリンピック停戦」を呼びかけるメッセージボードが会場に設置され、多くのアスリートのメッセージで埋まったと聞きます。結果、残念ながら停戦が実施されたというニュースを聞くことのないまま、閉会式を迎えてしまいそうです。平和の祭典といわれてきたオリンピック。今日こうして、アスリート達の熱き戦いを観ることができる幸せ、有り難さをかみしめて、残りの競技を楽しみたいなあと思いました。
最近見たDVDから [映画]
年末から年始にかけてみたDVDから。
まずは、いつかは見に行きたい劇団四季の「オペラ座の怪人」。その予習でこのDVDを見ました。
素晴らしいキャスト、音楽、舞台、衣装、ストーリー等々。映画ならではの映像の美しさを堪能しつつ、これでストーリーの予習はすみました。多分映画とミュージカル、あらすじはそう変わらないでしょう。思えばミュージカル‘映画’は「ウェストサイドストーリー」や「サウンド・オブ・ミュージック」を筆頭にいくつか見ましたがミュージカルは見たことがありません。楽しみになってきました。
そしてこれ
ストーリーにちりばめられた懐かしい映画の数々、「ジャガーノート」に「オデッサファイル」に「愛と哀しみのボレロ」(個人的にこの映画は特に重要だと思った)等。続編を予感させるラスト。地下鉄を主舞台に繰り広げられたサスペンス映画としてとても楽しめました。
これから封切られる映画では「ミュンヘン」やちょっと先ですが「ダ・ビンチ・コード」なんかが気になります。見に行ければなあ。と思っています。
最近見たDVD [映画]
まずは先週、途中爆睡して何がなんだか分からなくなっていたハリーポッターシリーズ第3作。
この作品から監督が替わって、ストーリーの面白さといったエンターテイメント性もアップしているし、より謎解きの部分の面白さも増しているように思えました。各キャラクターの個性もはっきりしてきて成長も感じさせられるし、これならさらに新しさを見せてくれるという第4作も期待ができますね。時間があれば見に行きたくなりました。
そして、この映画も借りることができました。
この作品もDVDで始めてみましたがストーリーは面白かった。キャラクターのデザインや動き、台詞からも各キャラクターの魅力も存分に発揮されているように思えました。
そしてこの映画、やはり気になるのは色彩設計の保田道世さんの色へのこだわり。前作の「千と千尋の神隠し」もそうでしたが、今回も背景の色全て、そう、建物の壁の色や石畳とかの微妙な色加減、そしてなんと言っても空と雲の色。目を奪われます。
そしてどのくらいの割合か分かりませんが、背景のCG化がかなり進んでいるように思えました。雲の動きとか人物が移動している時の背後の建物等の動き方からしてCGなのかな?という程度ですけど、きっちり書き込まれた背景の自然な動き。旧来のアニメーションの背景にはない動き方のように思います。ディズニーも「チキンリトル」からフルCG化されたようですし、次回作の「ゲド戦記」で背景の他、どのような表現を見せてくれるのかも気になります。
あとはやはり、エンディングに流れる<世界の約束>。谷川俊太郎さんの歌詞に木村弓さんが曲をつけた作品が使われていますが、前作同様、まさに主題歌と呼ぶにふさわしい曲ですよね。この曲を聴いてから見直すと、この作品の世界観を理解するのを助けてくれるような気がします。(残念ながらアイチューンズミュージックストアーにはありませんでした。)
次の「ゲド戦記」への期待も盛り上がりますね。今から楽しみにしていましょう。
ハリーポッターを見たい! [映画]
今日は映画(DVD)三昧 [映画]
夏休みに入りましたが、前半は暇なので、DVDを借りたり映画を見に行ったりしました。
「オーシャンズ11」の続編、「オーシャンズ12」。見たかった、「ディープ・ブルー」、「グラン・ブルー」。面白いよ、っていわれた「トルク」、そして「アイ・ロボット」。これ見た順番です。
「オーシャンズ12」。「オーシャンズ11」の続編っていうことで楽しみにしていたのですが、俳優陣が豪華なだけでした。時系列が飛びすぎて、全く内容が理解できませんでした。オチもありがちで、ちょっと残念でした。「ディープ・ブルー」。ハリウッドの次に見てはいけませんね。映像・音楽はとびっきり美しかったが、内容は残酷に思えます。おとぎ話を見た後に、真実を見ると、残酷に思えてくるから不思議です。「グラン・ブルー」。ラブストーリー仕立てのせいか、映像も、音楽も、ストーリーも美しい。けれど競技の恐ろしさ、海の恐ろしさは、ひしひしと伝わってきます。イルカのかわいさも救いになっていますね。「トルク」。う〜ん、なんでアメリカの不良っていつもまっすぐなんでしょう?国民性でしょうか?面白いって言われた単車のエクストリーム度はM:i−2の方が上かも?「アイ・ロボット」。「ターミネーター」シリーズや「2001年宇宙の旅」等と変わらず。<ロボット3原則>に則ってロボットを作っては、人の役には立たないっていうか、この原理というか論理どうなの?このまま本当に作っちゃって良いの?というのに、再度ここまでお金をかけなくても?って思ってしまいました。アメリカでは、戦場に息子、娘を送り出したくなくて、無人機やロボット兵器の開発が盛んらしいから、繰り返し、こういう映画ができるのでしょうか?こういう事を考えさせてくれただけ、見た甲斐がありました。
映画は何を見に行こうか迷いましたが、まだ見ていなかった「スターウオーズ3」を見に行きました。<失うことをおそれるな!>グッサリきました。ガツンときました。この言葉のためのエピソード1〜3シリーズだったのか?って思えてしまうほどですね。内容と言うかコンセプト的には、スティーブン・キングの名作、「ペット・セマタリー」を思い出しました。この話はすごい悲しく、せつなく、そして心底震え上がってしまうホラー話ですが、個人的にはそっくりだと思います。
結局この2日間で6本見て、内容もちょっと消化不良ぎみですが、久しぶりに思いっきり見たなあ。と思える日でした。
やっと全部見ました。(TAXi・タクシー シリーズ) [映画]
今日,TAXi NYを見て、やっとシリーズ全部を見終わりました。やっぱり<1>が一番面白かったけど、NYも期待していなかっただけに結構面白かったです。オリジナルの<1>を結構忠実になぞっているので、見ながら、「ああ、あそこは。」とか「おお!ここはオリジナルでは!」なあんて場面が続くので、結構いけちゃうんですよね。この調子で続きがでちゃうのか?楽しみですね。